千葉県山武市での講演です。2024年10月22日(火)




2024年2月17日講演会
社会福祉協議会でひきこもり支援スタッフ向け研修会
地域の引きこもりの当事者にどの様な支援や対応をしたら
良いのか?というテーマで話が進みました。当事者の話を聴く機会ということで
参加した方が多かったようです。
65歳位の男性から、「親父さんもいるから(経済的に助かっている?)
本人は甘えているのではないのですか?}という意見がありました。
質問を受けたオープンハートのスタッフは
「それ以上何をがんばったら良いのですか?」と質問を返しました。
別の参加者は「子どもには、30歳までには、どうにか成ってほしい」という意見が
出ました。
「どうにかなる」というのは、企業の正社員として働いて経済的に自立してほしいとい
うことのようで、企業で働いてきた親の生き方が正しく、子どもの生き方が間違ってい
るので親の考え通りにしたいということのようです。阿部はこれに対し親の考え方へ
子どもを引っ張っていくのは好ましいことではない、と回答しました。
また、民生委員の方はどのような支援をしていいのか分からず、
とりあえず引きこもりの方のご自宅へ、ハローワークの求人票を持っていったそうで
す。これも親の考え方と同様です。
阿部は聴覚過敏の人の例を挙げました。
その方は生活していると発生する雑音が聞こえ、外出すると
全ての音を捉えてしまい、10分歩くだけで疲弊します。
そのような人に「体力をつけろ」「マイペースで働けばいいのだ」と言っても実行するこ
とは難しいのではないでしょうか?
当事者は自分自身でも「この状況をどうにかしたい」「誰かに救ってほしい」
「今の状況から変わりたい」「でもどうやったら変わることができるんだろう?」
という気持ちを持っています。
相談に来る人も、いきなり話をする人がいるかと思うと、相談時間中に何も話さない
人がいて、相談内容もさまざまです。このように一人一人が違っています。
支援する人は、まず一人一人のことを理解することです。そのことで当事者の方が
「自分は守られている」と思えるような空間・繋がりが必要となるでしょう。
品川社会福祉協議会主催の家族相談会へ参加。
ご家族の方7名、当事者5名の参加でした。 話の前半は、ご家族の方の状況などの話があり、
その間、間に、当時者の方の話を挟み込み、いろいろな話がでました。
感想として、ご家族視点と当事者視点が、違う、噛み合わない。そんな場面がありました。
お互いに、理解が進んでいないのか・・・・と言う発見がありました。
話合うのは必要ですね!
写真は・・自立について、 1、経済的自立 2、精神的自立 3、社会的自立 4、生活的自立
そんな話を阿部の方からありました。
報告・・・齊藤
報告
3月12日
1,調布ひきこもり家族会 9-12時 「8050問題とは」
2,小金井社会福祉協議会主催 14-16時「見過ごされる中高年の発達障害居場所とは」
昨年9月の登壇に続き2回目の阿部さんによる講演会が開催されました。
2回目とあって阿部さんと話したい人が17人集まり盛況な勉強会となりました。
ユーモアを交えて笑いを誘いながら、参加されている方の気持ちをリラックスさせて、自己紹介の時に自分の悩みを阿部さんに相談し、それを参加者全員の悩みとして回答している。
阿部さんに皆さんがしっかりと聴いていらっしゃる姿に、これが家族会の姿かなとも思いました。テキストは、参加者の話にあわせて解説するという、一方通行の講演ではなく、両方向での進行は、参加者の方もご満足して、気持ちが楽になって帰宅されたことと思います。あっという間の3時間でした。
また、調布ひきこもり家族会は、調布社協の後方支援がしっかりとされており、とても感動しました。
阿部さんの言葉で印象的だったのは、親の過干渉と親の「やらない努力」の必要性で、今の自分の心に響きました。
今までは「ひきこもり」について理解する講座が多かったのですが、今回は「地域の居場所づくり」をひきこもり当事者の視点から考える講座でした。
講師・阿部の自己紹介、会場参加者の自己紹介、メンバーの紹介後オンラインとオフラインのグループに分かれ、オンラインに阿部が参加、オフラインでメンバー3名が当事者として参加しました。
「居場所づくり」というテーマで、「オープンハート」という居場所を参加者に体験していただけるように、講座の後半はグループワークにしました。オンライングループからの質疑応答の時間では、阿部の回答のなかにひきこもりへの理解の糸口が見られました。グループワークの体験では、メンバーが居場所での当事者同士で話をするのではなく、ひきこもりについて知りたいという方々にメンバーが客観的に話すことで、それぞれに気が付くことがありました。また、主催の小金井社協の方々が講師の阿部をはじめ、当事者として参加したメンバーの方も併せてチームとして接してくださったこともあり、チームワークで仕事をする達成感を体験することができ、オープンハートのみなさんの活躍の場の可能性を見ました。今後もこのような企画に他のメンバーにも参加して達成感を経験していただき、みなさんの活躍の場を広げていきたいと思いました。
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